こちらは摂食障害乗り越え鈴木ウルウル五輪初代表

[ 2009年12月27日 23:00 ]

<女子フリー>得点結果に涙ぐむ鈴木明子

真央ちゃんV!つかんだバンクーバー切符!

 【フィギュア全日本選手権・女子フリー】五輪代表争いのライバル、中野を0・17点上回る195・90点が電光掲示板に表示されると、それまで納得の演技に笑顔だった鈴木は思わず泣きだした。4連覇の浅田に続く2位。「うれしくて感極まった。2位も初めてなので」。摂食障害を克服し、五輪シーズンに入って頭角を現した遅咲きの24歳は、その勢いで五輪切符まで手に入れた。
 先に演技した中野が高得点を出したことは場内の歓声でわかっていた。臨んだ演技は冒頭から3回転―2回転―2回転の3連続ジャンプが決まるなど順調な滑り出し。だが、思わぬ落とし穴が待っていた。
 3回転ループを終え、「この後から力強い演技を」と気持ちが先走った瞬間につまずいて転倒。だが、これで逆に集中できた。残りはほぼノーミスの演技で、最後は技術点の差で中野をかわした。
 「サプライズな1年だった。自分が思っていたよりもうまくいって道が開けた」と振り返る。シンデレラストーリーはまだまだ続く。

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2009年12月27日のニュース