関学大に大勝…明大、伝統校の底力

[ 2009年12月27日 17:33 ]

早大敗れ3連覇ならず…帝京大、明大など4強

 【明大62―29関学大】大舞台での経験の差が鮮明に浮き出た試合だった。明大が成長著しい関西の雄、関学大を下し、2大会ぶりの4強に進出。吉田監督は「相手にやりたいラグビーをさせなかった。伝統校としてプライドを持って戦った」と自信に満ちていた。
 関学大の強力なFW陣にモールで押されたが、これは想定内。集団での勝負にこだわらず、フィールドを広く使い、SO田村を中心にパスを回して得点を重ねた。
 相手の気勢をそぎ、自らのペースに持ち込むしたたかさを明大は持っている。キックパスでトライを演出するなど創造性あふれるプレーを見せた司令塔は「ビデオで分析して(スペースが)空いていたので」と事もなげに話した。
 12度の優勝回数を誇るが、昨季は大学選手権の出場を逃すなど不振が続いている。準決勝の相手は関東対抗戦で0―56と完敗を喫した帝京大。吉田監督は「同じ過ちはしない。2回けんかに負けるのはいや」と雪辱を期した。

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2009年12月27日のニュース