初出場の倉吉総合産高 部員20人の奮闘も初戦敗退

[ 2009年12月27日 17:37 ]

全国高校ラグビー開幕!日川などが2回戦進出

 27日に大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕した全国高校ラグビー大会に部員わずか20人の倉吉総合産高(鳥取)が初出場。1回戦で新潟工業高(新潟)に0―86で大敗したが、3年生の加藤靖章主将は「やめたいと思ったこともあるけれど、このチームがあったから続けられた」と笑顔で話した。
 ラグビーは15人でプレーするスポーツ。全国大会では25人まで登録できる。本来ならば練習もままならない状況なはずだが、加藤主将は「それは別に関係ない」と、一切の言い訳を口にしなかった。3年生が抜けると部員数は12人になる。同校には全国レベルの強豪部が多く、なかなか部員の勧誘もままならないそうだ。
 初めてのひのき舞台で結果を残せなかった。岩野竜二監督(36)は「点差をつけられても、最後まで心が折れなかった。部員は少ないが、笑いの絶えないチームだった」と目を細めた。加藤主将は「来年は花園で1勝してほしい。経験を生かして頑張ってもらいたい」と後輩に夢を託した。

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2009年12月27日のニュース