宮里藍 カイロでいいリズム?5差発進

[ 2009年7月4日 06:00 ]

 USLPGAツアーのジェイミー・ファー・オーエンス・コーニング・クラシック第1日は2日、オハイオ州シルバニア ハイランドメドーズGC(6428ヤード、パー71)で行われ、宮里藍(24=サントリー)が2アンダーで首位と5打差の48位につけた。上田桃子(23=ソニー)と大山志保(32=オンワード樫山)はイーブンパーの87位と出遅れ、宮里美香(19=フリー)は3オーバーの133位と自己ワースト発進となった。モーガン・プレッセル(21=米国)ら3人が7アンダーで首位に並び、ミシェル・ウィー(19=米国)が1打差4位につけた。

【Go!アスリート 宮里藍】

 今週滞在するホテルのベッドが「柔らかすぎて合わない。背中が硬くなっている」という宮里藍は、腰に携帯用カイロを張ってプレー。8番パー3で5メートルを沈めてバーディーを奪うなどショットの乱れを小技でカバーし2アンダーとした。平均スコア69・856のなかでは48位にとどまったが、「いいリズムでプレーできているので、今週もチャンスはある」と手応えを口にした。
 米国内の景気停滞によりスポンサー撤退が相次ぎ苦境に立たされる米ツアー。今年で25回目を迎える今大会も含め今季限りで打ち切りの可能性がある大会が続いているが、「試合がなくなるわけじゃない。ここ数年の我慢だと思う。再来年には試合が増えていけばいいし、逆に1試合1試合を丁寧にやっていこうという気持ちが強い」。日本ツアー進出を視野に入れる選手も多い中、米ツアーへのこだわりは人一倍強い。悲願の米1勝へ。まだまだあきらめるつもりはない。

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2009年7月4日のニュース