フェデラー2年ぶりV王手!7年連続決勝だ

[ 2009年7月4日 06:00 ]

 ウィンブルドン選手権第11日は3日、英ロンドン・オールイングランドクラブで行われ、男子シングルス準決勝で2年ぶり6度目の優勝を狙う第2シードのロジャー・フェデラー(27)が第24シードのトミー・ハース(31)にストレート勝ちし、7年連続の決勝進出を果たした。女子ダブルス準決勝は同シングルスで決勝に進出したビーナス(29)とセリーナ(27)のウィリアムズ姉妹組が第1シードペアを破り、2年連続の決勝進出を飾った。

 フェデラーは豪快なジャンピングスマッシュで決勝進出を決めた。「危険な相手だった。要所で決めることができて満足」。接戦に見えてもハースに1度もブレークポイントを握らせずに勝った。第1セットをタイブレークで制し、第2セットは6―5のリターンゲームで3度目のセットポイントを奪取。相手が先に仕掛ければ、それを上回るスピードと精度で打ち返した。
 「また決勝を戦えることに興奮している」。7年連続の決勝進出。4大大会の決勝は20回目。イワン・レンドル氏(49)の19回を抜いて歴代単独最多となった。優勝すればピート・サンプラス氏(37)を抜き、男子シングルスでは歴代単独最多の4大大会15勝目となる。「テニスができるだけで幸せだけど、歴史に名前を残せるなら最高」。6回目の優勝は昨年8月にナダルに奪われた世界ランク1位返り咲きにもつながる。

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2009年7月4日のニュース