朝青龍“身勝手出稽古！”“かわいがり！”

朝青龍（左）は豪栄道を“かわいがり”

　横綱・朝青龍（２８＝高砂部屋）が１２日、寝屋川市内の境川部屋へ急きょ出稽古を敢行。小結・豪栄道、十両・豊響と２２番取って２１勝１敗と、１５日に初日を迎える大相撲春場所（大阪府立体育会館）へ順調な仕上がりぶりを見せつけた。身勝手な訪問の上に、稽古では豪栄道をつり落としで背中から土俵に叩き付けるなど、たっぷりと“かわいがり”。「気合入ってた？場所が近いってことだ。つり落とし？（本場所でも）できればやりたいね」とヒールぶりを全開にし、帰り際には車の中から「（出稽古には）もう来ないからな」と不敵な笑みを浮かべた。

　一方、横綱の格好の“獲物”となった豪栄道は１勝１２敗と散々。前日１１日が場所前最後の激しい稽古のつもりだっただけに、「疲れました。痛かったっす」とため息をつくしかなかった。