部員減で休部…ラグビー名門ワールド

[ 2009年3月13日 20:38 ]

 ラグビーのトップリーグ下部、トップウエストのワールドは13日、休部を発表した。

 プロ選手ではなく、仕事とスポーツを両立した社員選手による運営体制への移行を検討していたが、移籍を希望する選手が多く、部員減で継続活動が困難な状況になったことを理由に挙げている。
 ワールドの社員としてラグビーを継続する選手は、今季から関西クラブリーグの「六甲クラブ」に活動の場所を移す。クラブの名称は「六甲ファイティングブル」に改められる。
 ワールドは1984年創部。94年には無敵を誇った神戸製鋼の国内公式戦連勝を71で止め、関西社会人リーグで初優勝した。トップリーグには発足した2003年シーズンから参加したが、降格した07年シーズンからはトップウエストで試合をしていた。

 ▼東田哲也ワールドラグビー部部長兼ゼネラルマネジャーの話 経済的な理由ではない。苦渋の決断だった。わたしがゼネラルマネジャーのときに休部になったという責任は感じている。会社がクラブをサポートしてくれるのは感謝している。

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2009年3月13日のニュース