朝青龍「休場します、稽古もしてない」

[ 2008年11月8日 06:00 ]

 大相撲九州場所(9日初日)の取組編成会議が7日、福岡国際センターで行われ、横綱・朝青龍の休場が決まった。この日「左ひじ内側側副じん帯損傷で全治3週間」の診断書を提出した朝青龍は、朝稽古終了後に「休場します。無理しても仕方ないし稽古もしてない。来場所頑張ります」と語った。

 進退は来年初場所に持ち越しとなったが、現状では険しい道のりが待っている。本来ならこの時期から関取衆との稽古を行わないと2カ月後の本番に間に合わないが、ひじの影響もあり、本格的な稽古のメドは立っていない。さらに、ここ数年は稽古を休みがちで、意識を変えない限り初場所を再び休場する可能性もある。しかし、横綱審議委員会の石橋委員は「場所中も稽古をしないといけない。努力を怠って初場所も休場となれば、引退勧告などの意見も出るでしょう」とクギをさした。

 ≪不機嫌…カメラマンを怒鳴る≫朝青龍はこの日、福岡市内の高砂部屋で2日連続で稽古を行った。しかし、カメラマンに怒鳴るなど終始不機嫌で、稽古中は報道陣を閉め出した。関係者の話では、痛めている左ひじは継続して力を出せない状況だそうで、軽めの調整に終始。師匠の高砂親方(元大関・朝潮)は「あした(8日)も顔を出せと言った。冬巡業にも出るし(初場所前に)モンゴルに帰らせることは考えていない」と語った。

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2008年11月8日のニュース