“アイホケ版なでしこ”五輪「あと1」

[ 2008年11月8日 06:00 ]

 女子アイスホッケーの世界ランキング9位の日本は、バンクーバー五輪最終予選の第2日、1―1、1―0、1―0の3―1で同14位のノルウェーを下し、2連勝で勝ち点を6として、98年長野五輪以来3大会ぶりの五輪出場に王手をかけた。第1ピリオド早々に先制点を許したが、FW坂上智子(25=岩倉ペリグリン)らのゴールで逆転勝ちした。同8位の中国は同12位のチェコに4―3で競り勝って2勝目。日本は9日に勝ち点で並ぶ中国と対戦。勝てば日本の全競技を通じてバンクーバー五輪出場決定一番乗りとなる。

 日本は開始直後に先制点を許したが、慌てることはなかった。第1Pの11分に坂上が同点ゴール。第2Pの12分には川島が平野との見事なパス交換から勝ち越し点を挙げた。代表で常にセットを組む坂上、川島、平野の3人が逆転勝利を呼び込み、坂上は「この3人で点を取り、チームも盛り上がった」と喜んだ。
 予想外に苦戦した6日のチェコ戦後、3人で集まった。「足が動かず、パスがつながっていなかった」と反省。この日はパターンを決めない独創性ある動きでノルウェーを翻ろうした。
 3大会ぶりの五輪を懸け、9日に中国と対戦する。ランキングでは中国より下位だが、02年の初勝利以降は9勝2敗1分け。川島が「3人が動いてパスを回せば点は入る」と話す通り、攻撃的な姿勢で五輪切符をつかみに行く。

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2008年11月8日のニュース