日本代表が7年ぶりに選考試合

[ 2008年11月8日 17:34 ]

 ラグビー日本代表候補による代表選考試合が8日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、WTB遠藤幸(トヨタ自動車)ら代表経験者中心のチームAとSO大田尾(ヤマハ発動機)ら若手主体のチームBは、ともに4トライずつを挙げて28―28で引き分けた。日本協会が代表選考試合を実施したのは7年ぶり。

 16、22日に名古屋と東京で行われる米国代表とのテストマッチ2試合の代表選出が目的で、カーワン・ヘッドコーチは「若手が経験を積むことができた。代表には経験のある選手と若手をバランス良く選びたい」と話した。日本代表は10日に発表される。

 ≪パワーと機動力の仲村≫日大3年生のプロップ仲村がチームAで途中出場した。
 190センチ、120キロの巨漢は、パワーと機動力を備える。後半30分にはモールからトライを挙げた。「社会人は体の強さや技術が違う。日本代表候補の中でプレーできたのは勉強になった」と笑顔を浮かべた。
 大学はリーグ戦の真っ最中。スクラムの要は「大学に戻って、この経験を生かしたい。もし日本代表に選ばれたら、一生懸命に頑張るだけ」と初々しかった。

 ≪入江そつなし≫チームAのCTBで先発した入江(三洋電機)が、そつのないプレーでアピールした。「普段と違うメンバーで難しかった。ミスも多く満足できない」と厳しい表情だったが、後半から移ったSOでも無難に試合をコントロール。得意の防御でも激しいプレーを見せた。
 16日からの米国戦については「選ばれたらディフェンスの部分で頑張りたい」と初めての代表入りに意欲的だった。

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2008年11月8日のニュース