阪神・久保コーチの次女・啓子が2位発進 (1/2ページ)

[ 2008年7月30日 06:00 ]

プロテストで初日2位と好スタートを切った阪神久保コーチの次女・啓子

 ゴルフの女子プロテスト第1日は29日、岐阜県関市の岐阜関カントリー倶楽部(6482ヤード、パー72)で行われ、プロ野球、阪神の久保康生投手コーチ(50)の次女・啓子(21)が3アンダーの69で回り、首位に1打差の2位と好スタートを切った。元中日のエース・小松辰雄氏(49)の次女・亜有(20)は84と崩れ115位と大きく出遅れた。日本女子アマ優勝の森桜子(18)は74で31位だったが、同大会2位の森田理香子(18)は69で2位につけた。原田葵(22)は68で単独首位に立った。

 久保が69の好スコアをマークし1年前に辛酸をなめた舞台で、見違えるように成長した姿を見せた。「去年はOB6発の14オーバーで散っちゃいましたけど、今回は時任コーチに精神的なことから技術的なことまでサポートしていただいて、思い切ってやれました」
 今年1月から茂木宏美らを育てた時任宏治プロとコーチ契約を結びスイング改造に取り組んできた。さらにシングルハンデの父と時任コーチのアドバイスで野球式の練習も導入。ゴルフボールをマスコットバットで打つトスバッティングの練習を1カ月半、毎日200発以上繰り返した。その成果で飛距離が30ヤードアップしたという。

 父からは前夜メールで「パパの大好きな啓ちゃんだから思い切りやってくればいい」と励まされた。2日目にはオールスター休みを利用して父が応援に駆けつけるという。ペナントレースを独走する虎の勢いにあやかりたいところだ。

 ◆久保 啓子(くぼ・けいこ)1986年(昭61)9月17日、大阪府生まれの21歳。柳川高入学後に本格的にゴルフを始める。卒業後にプロを目指して宝塚GCで修業。家族は両親と兄、姉、双子の妹の6人。1メートル66、59キロ。

続きを表示

2008年7月30日のニュース