クルム伊達 サーブさえて8強入り

[ 2008年5月9日 06:00 ]

前回のリベンジをを果たし藤原(左)と握手するクルム伊達公子

 女子テニスの福岡国際第3日は8日、博多の森テニス競技場で行われ、現役復帰2戦目のクルム伊達公子(フリー)はシングルス2回戦で第6シードの藤原里華(北日本物産)に6―1、6―7、6―4で競り勝ち、ベスト8入りした。サーブがさえて第1セットを奪取。第2セットはタイブレークの末に落としたが、攻撃的なテニスで第3セットを取った。9日の準々決勝では第1シードで日本ランキング3位の中村藍子(ニッケ)と対戦する。

 適応能力の高さを見せたクルム伊達が2時間35分の熱戦を制した。序盤から「ボールに対する入り方がよかった」と力強いサーブでポイントを重ねて第1セットを先取。途中、相手のロブで得意のライジングショットを封じられて苦戦したが、第3セットは「メリハリを意識した」と前へ出るプレーと引くプレーを使い分けて対応。藤原も「一枚上だった」と試合巧者ぶりに脱帽した。
 準々決勝で対戦する中村には、藤原と同じく前週のカンガルーカップ(岐阜)で勝っている。37歳とは思えない精力的なプレーを続けるクルム伊達は「体力的には問題ない」と笑顔で話した。

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2008年5月9日のニュース