古閑 マスク姿で涙ポロポロ1打差2位

[ 2008年5月9日 06:00 ]

古閑は、プレーを待つ間にマスクをする

 メジャー連覇&2週連続優勝を狙う古閑美保(25=キリンビバレッジ)が、首位に1打差の2位につけた。女子ゴルフツアーのワールドレディース選手権サロンパスカップは第1日が8日、東京都稲城市の東京よみうりカントリークラブ(6523ヤード、パー72)で行われた。前日のプロアマは花粉症で途中棄権し、この日も症状に苦しみながらのラウンドだったが、7バーディー、4ボギーの69と好スタートを切った。4アンダー、68の張娜(チャン・ナ、26=中国)が首位に立った。

 涙ボロボロ、鼻水グジュグジュ。それでも古閑はめげなかった。「イライラしますよ。でも昼からは曇ってきたし、結構耐えられました」。イネ花粉と“格闘”しながらのラウンドを、鼻水をすすりながら振り返った。
 前日のプロアマは9ホールを終えたところでギブアップし、病院に向かった。「花粉症は前からあったけど、目の周りにブツブツが出たのは初めてでビックリした。顔も腫れてしまって」。この日は薬を飲み、ショットの合間にマスクをつけ、キャディーバッグには大量のティッシュをしのばせた。効果があったのか「鼻水と涙は出たけどブツブツは出なかった」と18ホールを戦い切った。
 例年以上にグリーンは硬く、誰もが悲鳴を上げるほど難しい仕上がりになっているが、7バーディーのうち、パー5で3つ。オフの練習でアップした飛距離を武器に、比較的やさしいパー5で確実にスコアを伸ばした。上がり2ホールの連続ボギーだけは「しようがないボギーじゃなくて、胸クソ悪いボギー」と渋面をつくったものの、4日間大会で上々の滑り出しとなった。
 先週のクリスタルガイザー・レディースで今季初勝利。交際が伝えられるロッテの西岡剛内野手(23)からも祝福の電話がかかってきたという。「“よかったね。今度ごはんでも行こう”みたいな感じでした」と恋する25歳はニコニコ。「さすがに優勝したら連絡ありますよぉ。それで連絡なかったらノーチャンスじゃないですか」。古閑の言う「チャンス」が一体何なのか不明だが、優勝のチャンスはしっかりとつかまえている。

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2008年5月9日のニュース