トイレ、ドリンク…北京に問題あり

[ 2008年4月21日 06:00 ]

 北京五輪のマラソン・テスト大会が20日、天安門広場スタート、国家体育場ゴールの本番コースで行われ、男子は佐藤敦之(29)が2時間23分50秒で6位、尾方剛(34=ともに中国電力)は2時間28分25秒で10位、女子の土佐礼子(31=三井住友海上)は2時間46分26秒で4位だった。

 3人が「寒い」と口をそろえる冷たい雨の中、路面の硬さや滑りやすさなどをチェックしたが、42・195キロの他にも問題は潜んでいた。天安門広場にはバスを改造したトイレが1台配置されただけで、選手が行列をつくるほどのトイレ不足。また、厳しいセキュリティーチェックのため、スタート地点に選手がスペシャルドリンクを持ち込めず、レース前に摂取できたのは主催者側が用意した水だけだった。日本陸連の河野マラソン部長は、「リポートをまとめて中国陸連にリクエストしたい」と改善を要求する構えだ。

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2008年4月21日のニュース