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石破前首相 コメ政策転換「何でこうなるのかな」 防衛力を整備しても「食糧なかったらどうしますか?」

[ 2025年12月8日 22:55 ]

石破茂氏
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 石破茂前首相(68)が8日、BS-TBS「報道1930」(月~金曜後7・30)に出演。石破政権が事実上の減反政策を止めてコメ増産に転じる方針を打ち出したにもかかわらず、10月に就任した鈴木憲和農相が政策を転換させたことに「何でこうなるのかな」と語った。

 鈴木農相は就任会見で「需要に応じた生産が基本」と方針を一転させる考えを披露した。石破氏は昨年からのコメ不足で価格が高騰した令和のコメ騒動に触れ、「生産調整をずっと続けてきて、コメっていうか穀物はみんなそうだが、保存があまりきかないので、多少の需給のブレで価格がものすごく上下する。こんなことが起こったのは供給が足りないという状況、綱渡りをやってきたということであって、誰かが隠匿したとか儲けたとかではない」と説明。

 「日本のコメの需要って海外にたくさんありますよね」と言い、「もう1つは今アレルギーに苦しむ人がいっぱいいる。そういう時にお米だとアレルギーが起こらないよねっていうことがある。ラーメン食べたいな、でも食べられないよな、米粉ラーメン最近おいしいですからね」と米粉の可能性にも言及した。

 さらに市街地にクマが出没する問題と耕作放棄地増加の関連に触れ、「クマの問題は日本の在り方を根本的から問うている気がする」とも。「中山間地の水田を守っていくことは農業者のためだけじゃなくて日本全体のための話。コメを守る、水田を守るという行為に対して尽力をしてくれた方々へ政府として手当はしていきましょうと。増産とそれはセットだったわけですよ」と持論を述べた。

 「需要に応じた生産」発言の鈴木農相は「その辺をどうお考えなのか」とし、「生産調整をもう1回やるならばそこに多くの税金が使われる。コメの値段が維持される。困った人に対しては税金使っておこめ券、ということになると、さてこの政策って何なんだろうかと、増産を提唱してきた私としては思う」。

 また、日本の食料自給率がカロリーベースで38%であることを挙げて「先進国ではありえない話。戦車だ戦闘機だ船だと、いろんなものをそろえていく、でも食糧なかったらどうしますか?という話であって。ウクライナを見ても分かるが最近の戦争は長い。いきなりコメ増産はできない。この話は単にお米にアクセスできますかっていう問題だけじゃなくて我が国の安全保障をどう考えますかっていう問題でもある」と食糧安全保障の課題に言及した。

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