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紀藤正樹弁護士 川勝知事に「真摯な謝罪しないままに辞職するのはかえって暴言吐かれた側に失礼で無責任」

[ 2024年4月3日 11:04 ]

紀藤正樹弁護士
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 弁護士・紀藤正樹氏(63)が3日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。静岡県の川勝平太知事(75)が2日、県庁で記者団の取材に対し「6月の議会をもってこの職を辞そうと思う」と述べ、知事職を辞職すると表明したことについて言及した。

 川勝氏は1日、県の新規採用職員への訓示で「県庁はシンクタンク。野菜を売るのとは違う」などと発言し、職業差別との批判が殺到していた。環境への影響を懸念し、認めてこなかったリニア中央新幹線の静岡工区着工にも今後影響が出る可能性がある。

 1日の訓示で、川勝氏は「県庁はシンクタンク。毎日毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかとは違い、基本的に皆さんは頭脳、知性の高い方。それを磨く必要がある」と発言。

 県には「農業や畜産に携わる人々の知性が低いというのか」「静岡県はものづくりを誇っていたのではなかったか」といった400件を超える抗議の電話やメールなどが殺到した。

 2日夕、知事室前で記者団の取材に応じた川勝氏は「発言の切り取りだ」「問題となっていることに驚いている。職種が違うことを述べたまでだ」と語った。辞職表明後、真意について尋ねられたものの、説明せず立ち去った。

 紀藤氏は「失言報道を一部マスコミのせいにして真摯な謝罪しないままに辞職するのはかえって暴言吐かれた側に失礼で無責任。辞職してみそぎ選挙をする気なんでしょうか。知事の次の動向が気になる」と自身の考えをつづった。

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