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川勝静岡県知事 突然の辞意表明「6月の議会をもってこの職を辞そうと」職業差別発言に批判殺到

[ 2024年4月3日 04:40 ]

 静岡県の川勝平太知事が2日、記者団に対し「6月の議会をもってこの職を辞そうと思う」と述べ、知事職を辞職することを表明した。1日に行われた県の新規採用職員への訓示で「県庁はシンクタンク。野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、皆さまは頭脳、知性の高い人たち」と発言。「職業差別発言だ」と批判が殺到していた。

 川勝氏は2日午後6時すぎ、知事室前で約30人の記者に囲まれ取材対応。冒頭、自身の発言について差別の意図はなかったと釈明した。記者の質問に時折首をかしげながら「人それぞれ受け取り方があると思う」「一部が切り取られている」「不適切ではない」などと持論を展開した。

 辞意を表明したのは10分以上が過ぎたころ。厳しく追及する記者団に向かって唐突に「職を辞そうと思う」と表明した。詳細な説明を求め追いすがる記者を振り切り、足早に知事室に戻った。

 川勝氏は1日、新規採用職員を前に約20分訓示し、一連の発言を行った。静岡県庁によると、2日午後5時までに電話や公式サイトからの意見、メールで計430件の苦情などが寄せられている。川勝氏の不適切な言動は県議会でたびたび問題になっており、ネット上でも「不適切にもほどがある!」「知事はもう野菜も肉も食うな」と厳しい声が多数上がっている。

 川勝氏は2021年には同県御殿場市を「(特産は)コシヒカリしかない」とやゆし、県議会から辞職勧告決議を受けた。今年3月にも県内地域の文化水準を比べるような発言や、県内のサッカー強豪校について「ボールを蹴ることが一番重要。勉強よりもなによりも」などと述べ、県議会で苦言を呈された。昨年7月に県議会で不信任決議案が否決された後に「また不適切発言をすれば辞職する覚悟で職務にあたる」と述べていた。

 ≪リニア“最大の障壁”消える?≫川勝氏が辞意を表明したことで、環境への影響を懸念し認めてこなかったリニア中央新幹線の静岡工区の建設工事が動き出す可能性が出てきた。関係者は「最大の障壁がなくなる」と語り、計画の前進に向けて期待感を示した。国土交通省の幹部も「朗報だ」と喜んだが、次の知事選を警戒する声も。長野県駅(仮称)が設置予定の長野県飯田市では、飯田商工会議所の原勉会頭(74)が「一つの石が取り除かれた」と表現した。

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