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【ACL2】G大阪DF中谷進之介が忘れられない2年前の晩秋の空―「あの悔しい経験を活かすのは今回」

[ 2026年5月17日 16:45 ]

アジアチャンピオンズリーグ2(ACL2)決勝   G大阪 1―0 アル・ナスル ( 2026年5月16日    キングサウード・ユニバーシティ・スタジアム )

G大阪・中谷進之介
Photo By スポニチ

 G大阪がクラブ通算10個目のタイトルを獲得した。アル・ナスル(サウジアラビア)に1―0の勝利。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドや同FWジョアン・フェリックスらをシャットアウトした。

 「チームとしてやりきれずに負けた後悔があって…あの悔しい経験を活かすのは今回。敗戦が無駄ではなかったと言いたい」――。

 DF中谷進之介には忘れられない晩秋の空がある。24年の天皇杯決勝・神戸戦。国立競技場のピッチで味わったのは、チームとしてやりきれずに敗れた深い後悔だった。名古屋から移籍してきた初年度で、かつての常勝軍団は数年間にわたる残留争いの渦中にあった。中谷自身も「まず残留」を口にしてきたが、この敗戦がタイトルへの渇望を呼び起こした瞬間だった。

 ここまでの道のりは決して平坦ではなかった。思うように勝ち切れなかった4月中旬にはFW宇佐美貴史や三浦に相談したこともあった。準決勝第1戦バンコク・ユナイテッド戦(タイ)では自らのハンドでPKを与え、さらに退場処分も受けた。ファンやサポーターと同じ祈る気持ちで準決勝第2戦目を見守るしかなかった。「苦しみながら辿り着いた」と振り返るのは決して大げさではない。だからこそ、この舞台に連れてきてくれた仲間のためにも奮い立った。

 前半30分にはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの決定的なシュートを身体を張ってブロック。後半もDF三浦弦太とのコンビでセルガル代表FWマネらの猛攻を撥ね返し続けた。攻撃の中心であるポルトガル代表FWジョアン・フェリックスにも自由を与えなかった。

 試合終了のホイッスルが鳴り響くと、ピッチを叩いて感情を爆発させた。2年前の悔涙を、サウジアラビアの地で最高の歓喜へと書き換えた。主将としても成長し、G大阪を再び「タイトルを獲るビッグクラブ」へと押し上げた。

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