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鹿島GK早川が“優勝立役者” リーグ最多107セーブでMVP最有力候補に

[ 2025年12月7日 04:26 ]

明治安田J1最終節   鹿島2ー1横浜M ( 2025年12月6日 )

<鹿島・横浜M>J1優勝を決め、喜ぶ鹿島・早川(撮影・西海健太郎)
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 ひやひやのアディショナルタイムが終わると、ゴールマウスで両手を突き上げ雄叫びを上げた。鹿島の日本代表GK早川友基(26)が9年ぶり優勝の立役者となった。年間を通して神懸かったシュートストップを連発。失点31はリーグ2位で、完封16試合は同3位。セーブ総数(枠内シュートを防いだプレー)107は同最多とチームの窮地を救った。終盤まで被シュートゼロだったこの日は珍しく見せ場がなかったが、MVPの最有力候補は「ホッとした気持ち。しっかり自分の胸に刻みたい」と初タイトルをかみしめた。

 転機は大卒2年目の22年9月。GKにもビルドアップ能力が求められた岩政監督の下で、第3GKからプロ初先発に抜てきされた。昨季まで指導した佐藤洋平前GKコーチ(現U―22日本代表GKコーチ)は何よりも「分析力」に驚かされたという。「自分のことを客観的に見て、よく分析できている。次はこういうトライをしていこうと言ったら、すぐに実行に移せる。そういう選手はなかなかいない。だから成長が早まったんじゃないかと思う」。試合経験を重ねることで、当時は課題だったシュートストップ力も大きく伸びた。

 今季は曽ケ端GKコーチに師事。基本に忠実な動きを意識することでプレーに余裕が生まれ、判断力が向上した。中学時代は横浜M下部組織の控えGKだった遅咲きは、底なしの向上心で日本代表まで上り詰めた。

 W杯まで残り半年。「どこと当たっても難しいのは承知の上。今まで積み上げてきたことを出せるかが大事」。鹿島の守護神として、夢舞台へ歩を進める。

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