×

C大阪は来季も「パパス体制」攻撃サッカーを評価 残り2試合で17年以来の総得点60点台に

[ 2025年11月20日 06:00 ]

公開練習を終え、C大阪のパパス監督は記者の質問に答える
Photo By スポニチ

 セレッソ大阪は19日までにアーサー・パパス監督(45)の来季続投を決めた。来季J1は秋春制移行のため、まず2月から6月の「特別大会」でスタート。J2降格がないことから育成手腕を発揮できる期間となるだけに、攻撃サッカーにさらに厚みを加えていくことになる。

 パパス体制になった今季は残り2試合を残して10位。昨季と同順位だが総得点は「43」から「58」に大幅アップ。これはC大阪が3位となった尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督が指揮した2017年の「65」以来の数値だ。残り試合を連勝すれば少なくとも2点が加算されるため「60点」の大台に乗る。また、あと1勝すれば21年からの5年間で最高だった15勝に並び、2連勝フィニッシュなら一ケタ順位になる可能性もある。クラブはこうしたパパス監督の攻撃サッカーが定着した数字の裏付けを認めて、続投を決めた。

 パパス監督は「昨季得点王だった選手(レオセアラ)を失い、日本代表にもなった北野颯太を失い、ルーカス・フェルナンデスもケガで失った。そうした苦しい時を乗り越えて経験することで次につながることも多い」とチーム編成に苦しんだことがあったことを明かしたが「シーズン当初と比べて強度がすごく変わった。知らない間に成長している部分もあるので、やっていて良かったなと思う」と手応えも語った。来季はまず短期間の「特別大会」で攻撃サッカーにさらに磨きをかけて秋春制最初の26/27シーズンに挑むことになる。

 ◇アーサー・パパス 1980年2月12日、オーストラリア・メルボルン市出身の45歳。6度のヒザの大ケガで25歳で選手を引退。30歳でオーストラリアのオークリー・キャノンFCで指導歴をスタート。インドやサウジアラビアで監督をして2019年にアンジェ・ポステコグルー監督のコーチとして横浜M入り。J1制覇に貢献した。21年は鹿児島ユナイテッドを指揮したが、家庭事情で豪州に帰国するため退任した。23年、タイのブリーラム・ユナイテッドの監督を務めた後、25年にC大阪監督に就任。サイドバックやボランチも攻撃参加してゴールを狙い続けるスタイルを実践している。

 ○…C大阪の次戦は30日、J1残留を決めた横浜Mが相手だ。パパス監督はポステコグルー体制の19年にコーチとして横浜MのJ1優勝に貢献している。「サポーターを含めて降格しなくて良かったと思うし、降格しない試合の相手にならなくて良かった。セレッソはセレッソとしての目標があるので、最後までその戦い方を出し切りたい」とパパス監督。昨季まで横浜MでプレーしていたDF畠中槙之輔(30)は「残留を決めたなかでのホーム最終戦。サポーターも最終戦にかける思いがすごいと思う。彼らの力を僕が一番知っている」とスタジアムのムードを警戒した。「自分たちも3連勝してますけど、死に物狂いでやらないといい結果は得られない。セレッソの選手として、セレッソのためにやれればいい」と強い思いを話した。

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

サッカーの2025年11月20日のニュース