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C大阪・田中駿汰主将が母校の中学校を訪問 環境活動の一環で「竹あかり」を制作

[ 2025年10月14日 19:33 ]

C大阪・田中(前列左)は母校・岸和田市立土生中学校でサッカー部の山中吟二主将(同右)らと環境活動の講義を受け、佐野英利・岸和田市長(同中)から激励される
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 C大阪のMF田中駿汰主将(28)が14日、母校の岸和田市立土生(はぶ)中学校を訪れて環境活動に参加した。岸和田市は竹材が豊富な半面「放置竹林」が問題となっており、環境保全の一環で竹を使った製品を作って啓発している。田中は土生中サッカー部員23人と交流をしながら講義を受けて地域の課題の理解を深めた。

 「岸和田の竹」は南紀白浜アドベンチャーワールドにパンダが食べる笹を約20年間提供。最高で年間100トン近く食べてもらった経緯がある。パンダは枝葉は食べるものの、幹は食べない。岸和田市として「パンダバンブープロジェクト」を立ち上げて幹を使った製品を考案。食器や竹チップを使った除草剤を開発している。大阪・関西万博には竹で作った茶室を出展した。また“アフターパンダ”の取り組みとして枝葉の部分を海に沈めてアオリイカの産卵場所にして成果を上げているという。

 田中は「放置竹林の問題は聞いたことがあったが、パンダが岸和田の竹を食べていたのは初めて知った。地域の話を聞くのは勉強になります。釣りもするので、アオリイカが増えるのは楽しみ」と講義を興味深く聴いていた。さらに、3年生11人とセレッソ大阪ロゴの「竹あかり」の裏にデザインされたと田中の背番号「10」を竹にドリルで穴を開けてドットをつないで完成させた。

 会の最後には佐野英利岸和田市長(46)が来訪。「僕も岸和田の中学でサッカーを続けて北陽(現、関大北陽高)に進んだ。どうしても田中選手にあいさつしたくて参りました。プロのサッカーを見るのは勉強になるはず。ぜひ、スタジアムで生で見てください」と現役の中学生にエールを送った。

 田中には中学生からの質問コーナーで「自分より大きい選手をどうやって守るのか?」と実戦的な内容を聞かれ「ちょっとした工夫が大切。タイミングをずらすこと。相手がボールから目を離した瞬間を逃さずに寄せる」と本格的な回答。FW山中吟二主将(3年)から「どうやったら背が伸びますか」と聞かれると「僕は中学校の頃は大きくなかった。高校からグンと伸びたんで。とにかくよく寝た。それが良かったと思います」と意外な返答。山中君は高校でサッカーを続けるか迷っていると言うが「田中選手の話は“ここ”に響きました」と胸を指さしてうなずいた。地域の未来を考えるイベントで、サッカー少年の心にも灯をともしたようだ。

 C大阪は25日のヨドコウ桜スタジアムで行われる川崎戦に土生中の全校生徒を招待して放置竹林から伐採された素材で作ったキーホルダーを贈ることにしている。

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