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新潟・小原 鬼門で天敵の浦和から勝ち点3を奪い取るため、左サイドで起点となる

[ 2025年8月31日 04:20 ]

左サイドの起点として期待がかかる新潟・小原
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 4勝8分け15敗で最下位のJ1新潟は明治安田J1リーグ第28節で31日にアウェーで浦和と対戦する。過去に敵地では一度も勝利したことがない難敵に、調子を上げてきたMF小原基樹(25)は怖れることなく立ち向かう。切れのあるドリブルと素早い攻守の切り替えで左サイドの起点となり、完全アウェーの雰囲気を吹き飛ばして1勝をもぎ取る。

 言動もプレーも前向き。7月下旬の加入から、小原の周囲は自然と明るくなる。新潟と浦和との相性の悪さを耳にしても「そういう相手に勝つことで一気に勢いづく」とプラスに捉え、強敵との一戦に全精力を注ぎ込む。

 新潟がJ1で浦和に勝ったのは06年のホーム戦のみ。過去の対戦成績は1勝8分け24敗の“天敵”だ。特にアウェーでの相性は悪く、J1は4分け12敗で、J2やカップ戦を含めても勝利がない“鬼門”。白星から2カ月半も見放され、最下位に低迷しているチームにとって厳しいデータばかりが並ぶが、小原は過去に縛られず冷静に相手を分析。「クオリティーの高い選手はいるが、チームとして弱点はある。突いていきたい」と見据える。

 今夏、7人の選手が加入して攻撃陣は陣容が一変した。その影響で中央からパスをつないで崩すよりも、サイドを起点にする攻撃が増えた。ここ2試合、左サイドハーフで先発している小原はキーマンの一人。「起点にはなれている」と手応えを語る一方、決して満足はしていない。「まだシュートまで自分で持っていく場面はつくれていない。1、2枚(相手守備を)剥がして潜り込んでいった先でフィニッシュまでいくことを頭に入れてやりたい」と意気込む。

 前節の鹿島戦で反省点に挙げたクロスも浦和戦に向け、ゴール前の選手と話し合いを深めて修正した。「個人的には数字が欲しい」とゴールもアシストも意欲的に狙っている。

 加入から約1カ月ながら「いい意味で調子に乗る、明るい性格を持った選手」(GK田代)というキャラクターが生き、仲間との関係性、連係面を構築。個人技を存分に披露する土台は整っている。切れ味鋭いドリブルやパンチ力のあるシュートを持つ背番号14は「勝利だけを目指す」という浦和戦で、本領を発揮する。(西巻 賢介)

 ○…クラブは入江徹監督(48)が新型コロナウイルスに感染したと発表。28日深夜に発熱し、翌29日の検査で診断された。31日の浦和戦を含め、入江監督の復帰までは吉本岳史ヘッドコーチ(47)が指揮を執る。昨季まで高知ユナイテッドで3シーズン指揮官を務めるなど経験豊富な吉本コーチは、試合前日の会見に臨み「チームは少しずつ前向きになっているし、その前向きを(勝利への)いいきっかけにできればいい。(就任から白星がない)入江監督に、早くいいプレゼントをしたい」と決意をにじませていた。

 ○…浦和は12勝8分け7敗で現在7位。公式戦は2連敗中だ。CBI(クリア、ブロック、インターセプトの合計数)はリーグ2位。一方でタックル数はリーグ最少と、自陣で組織的に守る。攻撃ではボールロスト数が2番目に少ない。簡単に失わず、サイド攻撃やロングカウンターを繰り出す。特にクロスからのアシストでの10ゴールは2位で、得意としている。

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