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前代未聞のドタバタ劇…バルサ日本ツアー「中止」発表で大混乱 主管のヤスダグループは

[ 2025年7月25日 05:00 ]

バルセロナ(ロイター)

 神戸がスペイン1部バルセロナとの親善試合(27日、ノエスタ)を巡り、前代未聞のドタバタ劇に巻き込まれた。バルセロナは24日未明に主管のヤスダグループ(安田慶祐代表取締役CEO)による契約違反で開催中止を一方的に発表。しかし、同日夜には神戸・三木谷浩史会長(60)がヤスダグループの未納金を負担することで再び来日する可能性が浮上した。「クラブ創設30周年チャリティーマッチ」は大混乱に陥った。

 2年ぶりのバルセロナ戦を3日後に控えた24日未明、激震が走った。バルセロナは公式通達として来日中止の決定を発表。プロモーターに重大な契約違反があったとした。この日早朝に報道で事態を知った三木谷会長ら神戸側にとっては青天のへきれきで、事実確認に奔走した。

 今夏アジアツアーを合同運営する予定だった韓国企業のD―Drive社はバルセロナの声明を受け「レアル・ソシエダードのメインスポンサーであるヤスダグループによって提案され、日本で開催される予定でした。試合に関する全額を受け取る予定でしたが、資金は届きませんでした」と日本側プロモーターのヤスダグループによる契約不履行が原因と糾弾。その上で「無効かつ偽造された書類を繰り返し提出し、韓国への送金が完了したと偽って欺きました。意図的な詐欺行為」とし、今後の法的措置も示唆した。

 ヤスダグループの安田慶祐代表取締役CEOは自称「安田財閥の末裔(まつえい)」。同社は日本代表MF久保建英が所属するRソシエダード(スペイン)と同MF中村敬斗や伊東純也らが所属するSランス(フランス)のスポンサーで、現在来日中で両クラブのツアーの主催を務める。ただ昨季限りでRソシエダードの胸スポンサーからは外れ、さらに今夏来日してJ2長崎と親善試合をする予定だったモナコ(フランス)とはJリーグの承認が下りているにもかかわらず、最終的に破談となるなどトラブルは多い。安田CEOは本紙の電話取材に応対したが「打ち合わせ中で忙しいので後日、あらためてご連絡をいただければ」と多くを語らなかった。

 開催可否を明らかにしなかった神戸はこの日、約1時間の公開練習を実施。そしてスペイン紙「マルカ」などは24日夜に三木谷会長がヤスダグループの未納金約10億円を負担することで、バルセロナの急転来日の可能性を一斉報道した。バルセロナはかつて楽天がメインスポンサーを務め、イニエスタらが入団するなど長年友好関係を築いてきたクラブ。残り2日。日本、スペイン、韓国を巻き込んだ前代未聞のドタバタ劇の決着は一両日中につくことになる。 

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