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京都 好調の要因について梅崎コーチ「FC東京戦の2点目を見れば分かります」

[ 2025年6月5日 19:03 ]

練習を見守る京都・梅崎司コーチ(左)(撮影・千田 篤史)
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 京都は5日、サンガタウン城陽で練習を公開した。攻撃時のパスの受け方を念入り練習し、狭いスペースのゲーム形式の練習で締めた。

 前半戦を2位で折り返した好調の要因についてチョウ貴裁(チョウ・キジェ)監督は「石川(隆司コーチ)や梅崎(司コーチ)に聞いてみたら?僕よりもいろんなことを教えてくれるから」と、はぐらかした。その言葉を額面通りに受け取り、梅崎司コーチ(38)を直撃した。

 ―昨年とメンバーがあまり変わらない中で京都サンガが躍進している。昨年いなかった人が何かを注入したのではないか?

 「僕が?ないない。何もしていないです」ド直球の質問に梅崎コーチは苦笑した。「さっきも石川コーチと話したんですけど、パス数が昨年から伸びたわけじゃないし、ボール保持率も伸びたわけじゃない。けれど、その中でこうやって数字が出てる。石川さんから質問されて答えたのは…」

 梅崎コーチはピッチを「自陣」「ミドルゾーン」「アタッキングサード」に分けて、その中での守備と攻撃について話し始めた。

 「奪った後の攻撃をどこにつける?どの選手が3人目、4人目と関わっていく?全体がいい距離感で攻守共にいれるからこそ、ミドルシュートが振れるタイミングがあったりするんです」

 ここで例に挙げたのは5月31日のFC東京戦の2点目、後半25分のMF武田将平(31)のゴールシーンだった。

 「武田のシュートのシーンもそんなに難しいことをしてないんですよ。自陣で奪ったボールを相手の背後に出して、それを雅也(MF奥川)が狙う。そのままプレッシャーに行って全体を押し上げる。雅也のスイッチが入ってGKが限定したパスに対して天馬(MF松田)が深いところまでアプローチに行く。それに対して他の選手も連動して、分断されずに最終ラインも高いところまで来ているんですよ。中盤ももちろんその分上がっているってことは、武田がそこにいるってことじゃないですか。単純にそこがしっかりできている。あのゴールを見るだけでも、チームの強みがすごくある」

 梅崎コーチはチーム力の成長を躍進の要因に挙げた。ちなみに同じ質問を選手にぶつけているが、主将のMF川崎颯太(23)もMF福岡慎平(24)も異口同音に「FC東京戦の2点目」と話している。

 「間違いなくチーム全体としてどうやるべきかが、みんなが意識せずとも自然とプレーが全体でつながっているというのが一番なのかなと思います。日々学んでいます」と梅崎コーチ。そのFC東京戦では初めてベンチ入りした。「スタンドで見ているのとは全く違いましたね。ちょっと懐かしい感じ。選手の感情というか、感覚というか…。ピッチレベルでの熱量とかスピード感とか、やっぱり今凄いなって。勝利もできましたし、違った感動もありました」と振り返った。選手のハートに最も近い38歳の指導者が1年目のシーズンから多くを学び取ろうとしている。

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