×

鹿島・鬼木監督が「非常に素晴らしかった」と称えるFC東京戦のワンプレー

[ 2025年3月5日 15:45 ]

鹿島・鬼木監督
Photo By スポニチ

 鹿島の鬼木達監督(50)が5日、全体練習後に取材に応じた。1日のFC東京戦は我慢強く戦い2―0で勝利。ホーム3連戦で3連勝とした。「自分も選手も、内容の部分はまだまだ成長していかないといけないと理解している。でもそれを理解した中で勝てたことは良かった」。冷静に現状を踏まえつつ、一歩ずつ前進するチームに確かな手応えをにじませた。

 ミーティングで「非常にいいプレーだった」と選手に伝えた場面が、FC東京戦の終盤にある。DF濃野公人が見せたプレッシングだ。1点リードの後半44分すぎ、こぼれ球をキャッチしたGK野沢がDF岡にパスを出す。後半途中から右MFの位置に入った濃野は、これを見逃さなかった。鋭い出足で岡がトラップしたボールを奪う。相手はファウルで止めるしかなかった。これで獲得したFKからFW師岡が2点目を奪い、勝利を決定づけた。

 鬼木監督は振り返る。「あの場面では後ろにただ戻って構えるというパターンもあったと思う。後ろに相手選手もいたので。ただそっちを選ばずに前からいくこと、しっかりと相手を見て、相手の狙いを読んでプレッシャーをかけたことは非常に素晴らしかった。隙を逃さず、前でああいうプレーができたのは非常に大きかった」。執ようなプレス、冷静な状況判断、畳みかける姿勢。新生鹿島の理想が、濃野のワンプレーに体現されていた。

 ボール保持を志向するスタイルも地道に積み上げている。連戦が明けた4日の公開練習は、狭いエリアでパスをつなぐメニューに時間が割かれた。指揮官は「考える力、どうやって相手をはがしていくか、そういうことは本当にまだまだやらないといけない。ただ、一気にできることではないという話はしている。時間を取ってトレーニングできるときはしっかり積み重ねて、その中で今週やれることを表現していきたいという思いがある」と言う。次戦8日は敵地で首位・柏と対戦。勝ちにこだわりながら、右肩上がりの成長曲線を描いていく。

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

サッカーの2025年3月5日のニュース