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新潟U―18田中達也監督 今季から指揮 今月中旬からは指導者プロライセンスコーチ養成講習会にも参加

[ 2025年3月5日 04:00 ]

大きなアクションを交えて選手を指導する新潟U―18田中監督
Photo By スポニチ

 新潟U―18の田中達也監督(42)が、新米指揮官として奮闘中だ。現役時代に“ワンダーボーイ”の愛称で活躍した元日本代表FWは、自ら手本になりながら若い選手たちを指導。日本協会の指導者プロライセンス(S級コーチライセンスから改称)取得に向けても今月中旬から本格的に活動が始まり、監督業とともに全力を傾ける。

 指導歴4年目で、初めてチームの指揮を執る田中監督の目は輝いている。「楽しいです。めちゃくちゃ。サッカーだけじゃないところがチーム(を率いること)なんだなって、日々感じている」。充実感でいっぱいだ。

 自ら映像などを用いた資料を作り、1月14日の最初のミーティングで選手、スタッフとコンセプトを共有した。個人ではトップチーム、チームではプレミアリーグの両昇格が目標ではあるが“楽しさ”を強調した。「勝つというのはこの年代は(優先順位は)一番後ろでもいい。甘い考えかもしれないけれど楽しかったり、難しいサッカー(に挑戦したり)の方が今後のプラスになると考えている」と理由を話す。

 戦術面では「世界は立ち位置がしっかりしている。縦横無尽に動き回る選手はそんなにいない」とポジショニングを重要視し、ポゼッションからのスピーディーな攻撃を目指す。時には一緒にプレーして伝えることも。「結構見せてます。本当はそれではダメなんだろうけれど」と笑みを浮かべる。

 ピッチ外では基本的に月曜の週1回だったオフを、今季は日曜も含めて連休を積極的に取り入れる方針に変えた。自身は帝京時代に「年に5日」だったが、いったん離れることもサッカーへの意欲が高まるなど成長につながると期待する。さらに自由な時間が増える分「自分に責任がある。その使い方は社会人になる時も役に立つ」という意図もある。

 今月中旬からプロライセンスコーチ養成講習会が始まり、年間で計約50日間はチームを離れる。「他のスタッフ、選手に迷惑はかけるとは思うが、チームのためになると信じて。ならないと僕が行く意味がない」ときっぱり。チームの目標と二兎(にと)を追うことになるのも覚悟の上で「全力で取り組むだけ」と決意を口にする。

 主戦場のプリンスリーグ北信越開幕へ向け、今はチームの基盤づくりに力を注ぐ。「スタイルを確立させて、4月の頭から一戦一戦、戦っていきたい」。手腕に注目が集まる。

 ◇田中 達也(たなか・たつや)1982年(昭57)11月27日生まれ、山口県出身の42歳。04年のアテネ五輪U―23日本代表。A代表は16試合出場3得点。浦和、新潟でJリーグ通算389試合出場、69得点。22年から新潟のアシスタントコーチとして指導者となり、今季から現職。

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