×

なでしこ劇的逆転! 先制許すも後半ATに熊谷が同点弾&谷川が勝ち越し弾! 

[ 2024年7月29日 01:30 ]

パリ五輪第3日 女子サッカー   日本-ブラジル ( 2024年7月28日    パルク・デ・プランス競技場 )

PKを外し険しい表情の田中と喜ぶブラジルの選手たち(ロイター)

 FIFAランク7位の女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」は1次リーグ第2戦で同9位のブラジル戦と対戦。今大会初勝利を狙う日本だったが、前半を0-0で折り返して迎えた後半11分に失点を喫した。それでも後半アディショナルタイムにDF熊谷紗希(33=ローマ)がPKを決め追いつくと、MF谷川萌々子(19=ローゼンゴード)が勝ち越しゴールを決めた。 試合結果(速報)

 日本は黒星発進となった初戦のスペイン戦で負傷交代したDF清水梨紗がチームを離脱。不動の右サイドバックを欠く緊急事態に加え、フランス国鉄で高速列車TGVの路線網に大規模な破壊行為があった影響により急きょ、長時間のバス移動をすることになるアクシデントにも襲われた。

 このブラジル戦では前節からスタメン3人を変更。清水の他にMF藤野あおば、MF清家貴子が外れFW浜野まいか、DF高橋はな、DF守屋都弥が先発起用された。なお、スペイン戦で鮮やかなFK弾を決めた藤野はベンチメンバーからも外れた。

 試合は前半19分、GK山下杏也加のロングキックを収めたMF宮沢ひなたが右サイドを突破。そのまま攻め上がりゴール前へグラウンダーのクロスを入れると、FW田中美南が右足でシュートを放つもボールは枠の左へと外れゴールならず。同38分には左からのクロスにMF長谷川唯が右足で合わせるも相手GKにキャッチされ、0―0で前半を終えた。

 すると後半11分に失点。五輪6大会連続出場FWマルタのスルーパスからピンチを招くと、最後は後半頭から投入されたFWジェニファルに決められリードを許した。

 それでも後半アディッショナルタイムに再びPKを獲得。今度は主将のDF熊谷紗希が確実に決め同点。さらに19歳の谷川が圧巻のミドルシュートでゴールネットを揺らし、土壇場で2―1と逆転した。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

サッカーの2024年7月29日のニュース