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広島MF新井直人がプロ初のハットトリック「ご褒美みたいなもの」

[ 2024年5月19日 18:57 ]

明治安田J1リーグ第15節   広島5-0京都 ( 2024年5月19日    サンガスタジアム )

 広島は4月7日の湘南戦(Eピース)以来、7戦ぶりの勝ち点3を獲得。DF登録ながら右ウイングを務めるMF新井直人がプロ初のハットトリックを達成した。

 「得点するのは好きなので、常に狙っています。ある意味、ご褒美みたいなものですね」

 前半12分には左足でミドルシュートを叩き込むと、同25分にはセットプレーから頭で決めた。後半24分には右足で直接フリーキックを鮮やかにゴール右へぶち込み、偉業達成。全て異なる体の箇所から、異なる毛色のゴールを生み出したのは価値が高い。

 特にフリーキックについては、前日で重点的に練習を積んでいたという。「普段蹴っていた東(俊希)選手、満田(誠)選手が今日はベンチスタートだったので、可能性があればと思ってやっていたんですけど、そのタイミングでいい位置でもらえたので」としてやったりだ。

 今年3月に新潟から完全移籍。心ない誹謗(ひぼう)中傷も受けたが、これでチームではFW大橋に次ぐ4得点。結果で自身の価値を証明している。

 「今すぐ(移籍が正解だったか)証明できるものではないですし、サッカー人生が終わってから振り返りたいなと思いますけど、今は一日一日、大事にプレーし続けて、どんどん上を目指してやっていくだけかなと思います」

 DF塩谷司、MF満田誠、FW加藤陸次樹といったチームの顔ともいうべき主力3人を今季初めてスタメンから外してつかんだ勝ち点3は大きい。9年ぶりの覇権奪回へ、再スタートにふさわしい1勝となった。

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