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新潟 不敗の男・鈴木で連勝だ 19日湘南戦 負傷者続出で苦しい中2戦連続ゴール決める

[ 2024年5月19日 04:00 ]

2戦連続ゴールで今季初連勝を狙う鈴木
Photo By スポニチ

 J1新潟はきょう19日、アウェーで湘南と対戦する。負傷者続出で台所事情は苦しいが、前節の横浜戦で1ゴール、1アシストのFW鈴木孝司(34)は好調を維持。先発した試合は14戦負けなしが続いており、チームを今季初の連勝に導こうと、2試合連続得点に照準を定める。

 18日に聖籠町のアルビレッジで行った最終調整。前節の横浜戦で負傷交代したDF長谷川巧やDF舞行龍の姿はなく、ピッチに立つ選手の人数はまた減った。中3日での試合が続く過密日程で疲労の色がにじむ選手もいる中、笑顔を見せながら元気にプレーしたのが鈴木だ。「今できる最高のコンディション。ゴールで勝利に貢献したい」と力強く語る。

 3試合ぶりに先発した前節。前半25分に先制されても「チャンスがあったので、後半につながると思っていた。焦りはなかった」。言葉通り、後半6分に相手DFのパスミスを見逃さずに奪って同点弾を決めた。2分後には中盤で自らボールを運び、冷静なスルーパスで逆転ゴールをアシスト。ベテランの落ち着きが連敗脱出の要因の一つとなった。

 5試合ぶりの勝利で「みんな(の気持ち)が軽くなったと感じる」と素直に喜び、ケガ人が多いチーム事情も悲観はしていない。「こんなに人数が少ないのはあまり経験がないが、メンバーがだいたい分かるから意思疎通が楽という利点はある」と強調。FW太田、FW小野らも別メニュー調整中で特に攻撃陣は手薄な状態だ。それでも「今できるメンバーで全然戦える」と自信をのぞかせる。

 今季はケガなどもあり、ルヴァン杯いわき戦も含めて先発は4試合にとどまる。だがその成績は3勝1分けと負けなし。先発した試合は、昨年8月の湘南戦から14試合負けなしを継続している。

 その“不敗神話”を伸ばすためにも2試合連続得点に意欲を見せる。「FWが点を取れば活気づく。先に失点することが多いが、守備から入るのではなくて、先制点を取りにいくことを心がけてゴールに襲いかかれたらいい」と積極姿勢を貫く決意を口にした。 (西巻 賢介)
 

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