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開催地の正式通達のないまま… なでしこJが2便に分かれサウジ・ジッダに向けて出国 異例の事態にも笑顔

[ 2024年2月20日 20:42 ]

<なでしこジャパン出発>2便に分かれてサウジアラビアに向かうため、手を振って別れを惜しむなでしこジャパン(撮影・沢田 明徳)
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 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が、サウジアラビア・ジッダで開催される見通しの24日パリ五輪アジア最終予選第1戦・アウェー北朝鮮戦に向け出国した。

 空港では、監督、スタッフ、選手たちは2便に分かれて出国するため2組に分かれて保安検査場を通過。一同リラックスした表情で、熊谷は熱心なファンと記念撮影も行った。また、池田監督は「頑張ってきてください」というファンの声に「ありがとうございます」と笑顔で応えた。

 試合4日前にして、開催地が正式決定していない異例の事態だ。当初は平壌の金日成競技場で開催予定だっただが、日本サッカー協会(JFA)は8日に急転、未定となったと公表。その後は中立地として中国・大連が有力となっていたが、中国側が断ったため中立地のサウジアラビア・ジッタで開催する方向で進んでいる。

 だが、AFC(アジアサッカー連盟)からの正式発表はまだされていない。この日、佐々木則夫女子委員長が「昨日の午前中から今日の午前中に1日経っても、正式なレターがAFCから来てないので若干の不安がある」と話したように、予断を許さない状態は続いている。

 チームは、この日も午前10時30分から約1時間の全体練習を実施。19日夜にビザの手配を完了し、2便に分かれて出国する準備を整えていた。長距離移動の負担を避けるためリバプールのMF長野ら欧州組4選手は経由地で本隊と合流。ついに、なでしこジャパンがパリ切符獲得に向け敵地へ乗り込む。

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