×

【なでしこ異常事態の経過】開催地が二転三転…キックオフ時間など詳細の正式通達ないままサウジへ出発

[ 2024年2月20日 20:45 ]

<なでしこジャパン出発>サウジアラビアに向けて出発する(左から)熊谷、長谷川、田中美(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 日本サッカー協会(JFA)は20日、女子日本代表「なでしこジャパン」が24日に北朝鮮代表と対戦するパリ五輪アジア最終予選第1戦が、中立地のサウジアラビア・ジッダで行われると発表した。当初の平壌・金日成競技場での開催予定から二転三転。試合4日前にしてキックオフ時間など詳細の正式通達がない異常事態の中、チームはこの日夜に国内合宿地の千葉市内からジッタへ向けて出発した。

 開催地を巡る経過は以下の通り。

 ▽2月8日 日本協会が敵地での第1戦について、平壌・金日成競技場での開催から一転、未定となったと公表。
 ▽13日 千葉市内で合宿をスタートさせ、国内組と海外組からMF谷川萌々子(ローゼンゴート)とMF杉田妃和(ポートランド・ソーンズ)が参加。
 ▽18日 欧州組からMF長谷川唯(マンチェスターC)、FW千葉玲海菜(Eフランクフルト)、DF古賀塔子(フェイエノールト)が合流。
 ▽19日午前 北朝鮮側が希望していた中国・大連での開催案がなくなり、サウジアラビア・ジッダ開催で準備を進めるとアジア・サッカー連盟(AFC)がJFAに通達。欧州からDF熊谷紗希とDF南萌華(いずれもローマ)は帰国したが、MF長野風花(リバプール)、FW植木理子、MF林穂之香、DF清水梨紗(いずれもウェストハム)の一部欧州組4選手はロンドン待機。
 ▽19日午後 選手らのビザに関する手続き完了。
 ▽20日午前 午後3時開始予定だった全体練習を約5時間前倒し。JFAの佐々木則夫女子委員長が取材対応し、ジッタ開催で準備を進めていると公表。
 ▽20日夜 出国に向け、千葉市内の宿舎からバスで成田空港へ出発。監督、スタッフ、選手たちは2便に分かれて出国するため、2組に分かれて保安検査場を通過した。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

2024年2月20日のニュース