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川崎Fの三浦がACL敗退の陰で移籍&プロ1号弾 「悔しい初ゴールだけど、これから重ねられれば」

[ 2024年2月21日 00:05 ]

アジア・チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦   川崎F2―4山東 ( 2024年2月20日    等々力 )

<ACL 川崎F・山東>前半、ゴールを決め喜ぶ川崎F・三浦(右)(撮影・西海健太郎)
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 川崎Fが今季公式戦ホーム初戦となるアジア・チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦で2―4と敗れ、2戦合計5―6で17年以来の準々決勝進出を逃した。その中でDF三浦颯太(23)が移籍初ゴールを決め、存在感を示した。

 序盤にミスから2失点して2戦合計でも3―4と逆転を許していた前半30分、自陣で相手のパスをカットしてカウンターの起点となった左サイドバックの三浦が、ボールを味方に預けて自ら前線まで駆け上がった。ペナルティーエリア左に進入して後方からパスを引き出し、そのまま左足ダイレクトでGKの手をかすめるシュートを右隅に決めた。

 今季J2甲府から加入。元日の親善試合タイ戦で日本代表デビューも果たした期待の新戦力はコンディション不良で敵地の第1戦ではメンバーを外れたが、17日に神戸を破ったスーパー杯では後半開始から出場。「45分やれてポジティブな材料になった。(ウイングの)マルシーニョと左で勢いをつけて、お互いにスピードを殺さないことを練習から心掛けている。そこのパワーは今まで川崎になかったと思う。それを見せていきたい」と訴えていた中、公式戦3戦目での初先発で結果に結びつけた。

 昨季は甲府で公式戦25試合に出場したものの無得点。この日の移籍初ゴールはプロ1号にもなった。試合後は「悔しい初ゴールだけど、これから重ねられればいいかな」と複雑な表情。三浦とFWエリソンのゴールで追いつきながら、好機で追加点を奪えずに再び2点を決められた展開に「とどめを刺せずに強度のところで押し返されたのは課題」と指摘した。中3日のJ1開幕節で迎える24日の湘南戦に向けては「他のチームより(早く)公式戦ができたことはアドバンテージになる。課題をしっかり修正して開幕を迎えたい」と白星スタートに意気込んだ。

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