川崎F　脇坂の28歳バースデーゴールで広島下し連勝「最高です」

明治安田生命J1第17節   川崎F1―0広島 （ 2023年6月11日    等々力 ）

＜川崎F・広島＞後半、脇坂（右から2人目）がゴールを決める（撮影・篠原岳夫）
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　川崎Fはホームで広島を1―0で下し、公式戦3連勝を飾った。

　MF脇坂が28歳の誕生日を自らのゴールで祝った。後半11分、自陣で自らが右サイドのFW家長に展開した流れから、最後はペナルティーエリア内でFWレアンドロ・ダミアンのヒールパスを受けて右足シュート。今季リーグ戦3点目が日本代表GK大迫の手をかすめて左ネットに突き刺さった。

　ヒーローインタビューでは「最高でした」と笑み。「（誕生日について）いろんな人に言われたので意識はしていたんですけど、チームが勝つことが一番だと思ってゲームに入ったので、まさかだったんですけど、結果勝てたので最高です」と続けた。
　前半は劣勢に回り、28分までチームのシュートはゼロ。脇坂自身も「自分の中で消極的なプレーが目立って、ハーフタイムで反省して、思い切ったプレーを後半はしようと心がけていた」と話す。「それが後半すぐ出て、しかもゴールにつながったので良かった」とうなずいた。

　前節の神戸戦が台風の影響で延期となり、チームにとってリーグ戦は2週間ぶりだった。鬼木監督が「上位争いに食い込むためには勝たないといけないゲーム」と位置づけた一戦で、価値ある連勝。一方でFW小林とMF大島の負傷交代という不安材料も残った。