福岡　FW佐藤凌我J1リーグ戦初得点も名古屋に23年ぶり勝利ならず　今季ワースト3連敗　6戦未勝利

明治安田生命J1第17節   福岡1―2名古屋 （ 2023年6月11日    豊田 ）

＜名古屋・福岡＞後半、観客席のサポーターが倒れ、試合を中断して救助が行われる（撮影・椎名　航）
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　23年ぶりの白星はならなかった。福岡が敵地で名古屋戦に敗れ、今季最多のリーグ戦3連敗。6戦未勝利、アウェー戦も未勝利でJ1通算100勝はお預けのまま11位で前半戦を終えた。

　相手ペースで試合が進んだ前半45分、ハンドでPKを献上。先制点を許した。ただ、1点を追う後半は立ち上がりから押し込み、同20分、ペナルティエリア内に侵入したFW佐藤凌我（24）が倒されてPKを獲得。自らキッカーを務め、J1リーグ戦初得点となる同点弾を冷静に決めると右手を強く握りしめた。佐藤は7日の天皇杯2回戦今治戦に続く公式戦2戦連発。
　
　それでも同点に追いついた直後同24分、相手エース・ユンカーにセットプレーから勝ち越し弾を決められ、これが決勝点となった。
　
　長谷部茂利監督は「追いついたところから簡単に2失点目をしてしまったことがもったいなかった」と悔しさを露わに。得点の課題が浮き彫りになった前半戦を振り返り「攻守両面にわたってもう少し質、強度を上げて後半戦に臨みたい」と厳しい表情で話した。

　2週間の中断期間を経て、リーグ戦は後半戦に突入。巻き返しを期す後半戦の初戦は27日、ホームで神戸と対戦する。