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京都・チョウ貴裁監督「ストーリーの最後、もしくは最初を描くのは選手」ゴール前の気迫求める

[ 2023年6月2日 18:07 ]

京都・チョウ貴裁監督
Photo By スポニチ

 4日に敵地・広島戦を控える京都は2日、城陽市で1時間の非公開練習を行った。大雨の中、ずぶ濡れになりながら指導したチョウ貴裁ちょうきじぇ監督は「全体的なプログラムができてもストーリーの最後、もしくは最初を描くのは選手の意気込み。その厳しさを浸透させられるか」。ゴール前での攻防を中心としたトレーニングを行ったようだ。

 顕著なデータがある。「ウチの被シュート本数はJ1で真ん中(9位タイ)だった。でも被枠内シュートはかなりの確率で決められている」。被枠内シュートは15節終了時点で53本。そのうち21本が失点につながっている(3失点はオウンゴール)。「シュートを絶対に外に出すんだという気持ち。よく考えれば、まだ火が付いていないという印象もある」とデータを選手に提示して改善を求めた。

 負ければ7連敗を喫した10年以来のリーグ6連敗。さらに対広島は5試合連続勝ち星なしで、敵地限定となれば7連敗中と分が悪い。だが指揮官は「広島さんは隙のないチームなので、こちらも隙のない戦いをしないといけない」と気持ちを高める。勝負の神は細部に宿る―。一つのボールに執着する姿勢を、勝利への呼び水にする。

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