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新潟・三戸 U―22欧州メンバー入り パリ五輪代表選出弾だ

[ 2023年6月2日 06:00 ]

U―22日本代表に選出された三戸
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 日本サッカー協会は1日、24年のパリ五輪を目指すU―22日本代表の欧州遠征メンバーを発表。アルビレックス新潟からMF三戸舜介(20)が選出された。三戸は前回(3月)の遠征時に右足甲を打撲して途中離脱しただけに、今回は並々ならぬ覚悟で臨む構えだ。チームは10日にイングランドでU―22イングランド代表、14日にオーストリアでU―22オランダ代表と対戦する。

 前回の無念を晴らすためにも、三戸は今回の遠征に懸けている。
 「五輪を目指すためにもアピールしていかないと。将来的には海外を目指しているので、多分スカウトとかも見に来ると思うので、ある意味就職活動じゃないけど、そう捉えてもいいくらいのアピールはしたい」

 昨年7月にMF本間至恩がベルギー2部のクラブ・ブリュージュに完全移籍。5月28日のゲンク戦に途中出場しトップチームデビューしたことに刺激を受けている。「短い時間で結果を出さないといけない世界。今の自分にはまだまだだと思うし、だからこそ代表やリーグ戦でしっかり結果を残したい」と話す。

 今季のリーグ戦では日本代表の森保監督が視察に訪れた5月14日の横浜戦(○2―1)でJ1初ゴールを決めたが、それ以降なかなかゴールを奪えていない。「チャンスはつくれているし、シュートも枠に行っている。決まるまで打つしかない。もっとチャレンジしていかないと」。チーム最多の5本のシュートを放った前節のG大阪戦に続き、あす3日の湘南戦も積極的にゴールを狙う。

 9月にはパリ五輪のアジア1次予選に当たる「U―23アジア杯予選」が控えている。「自分は俊敏性や速さがあるって言われているけど海外では全然速くない。長い距離の速さは出せなくても1メートルとかの範囲で違いを出したいし、判断力とか日本人らしさを出して海外の選手と勝負したい」とメンバー生き残りを狙う。

 前回の遠征時にはパスポートを忘れてクラブスタッフに届けてもらった苦い経験がある。「今回は大丈夫。パスポートはしっかり準備できている」。4日から代表に合流する前に、湘南戦でゴールと勝利を置いていく。

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