「ミラン鎌田」7月誕生へ　Eフランクフルトのリーグ最終戦で同点弾アシスト「過去最高のシーズン」

ドイツ1部   Eフランクフルト2―1フライブルク （ 2023年5月27日 ）

鎌田大地（ロイター）

　ドイツ1部アイントラハト・フランクフルトの日本代表MF鎌田大地（26）がイタリア・セリエAのACミランに移籍する見通しとなったことが28日、関係者の話で分かった。

　今季限りでEフランクフルトとの契約が満了する鎌田は移籍金なしで獲得できるため有力クラブによる争奪戦が展開され、一時はドイツ1部ドルトムントやポルトガル1部ベンフィカなどが移籍先の有力候補に挙がっていたが、最近はACミランが最右翼に浮上。リーグ優勝19度で14～17年に本田圭佑も在籍したイタリア屈指の名門と年俸300万ユーロ（約4億5000万円）の3年契約で基本合意したと報じられていた。

　鎌田は27日のフライブルクとのリーグ最終戦で同点弾をアシストし、チームの逆転勝利と欧州カップ戦出場権獲得に貢献。6月3日のドイツ杯決勝でライプチヒと対戦する。Eフランクフルトでの公式戦日程終了後にミラノ入りしてACミランのメディカルチェックを受け、その後に帰国して日本代表の親善試合に備えるとみられる。正式発表はEフランクフルトとの契約満了を待って、7月1日以降になる見通しだ。

　Eフランクフルトで今季公式戦46試合に出場して16得点6アシストを記録し「自分にとって間違いなく過去最高のシーズン」と振り返った鎌田。十分な実績とともに新天地イタリアへ飛び立つ。