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56歳カズ ポルトガル2部でMOM締めも…敵将は選考に苦言「我々はサーカスをやっているわけではない」

[ 2023年5月29日 17:11 ]

レイションイス戦の後半、途中出場したオリベイレンセの三浦(左)
Photo By 共同

 サッカーのポルトガル2部オリベイレンセに所属する元日本代表FW三浦知良(56)が28日、ホームで行われたレイションイスとの今季最終戦で3度目の出場。ゴールに絡むことなかったがチームは4―3で勝利。マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)を受賞し「この賞は僕のためのものではなく、チームのためのものです。ありがとうございました」と喜んだ。

 “カズ”こと三浦は4―1とリードした後半19分から途中出場。過去2度は後半アディショナルタイムから短時間の出場だったが、この日はキャプテンマークも巻きアディショナルタイムも含めて30分以上プレー。無得点ながらも初のMOMを受賞。試合後には「この賞は僕のためのものではなく、チームのためのものです。僕はゴールも何も決められませんでしたから。それでも受賞できたのは選手や監督、サポーターの助けがあったからです。彼らがいなかったらこの舞台に立つことは出来ませんでした。心から感謝したい。ありがとうございました」とコメントした。

 三浦のMOM受賞をクラブ公式ツイッターも「レイションイス戦のMOM選出に拍手。三浦、おめでとうございます」と写真付きで祝福。オリベイレンセ日本語版公式ツイッターでも「本日のマン・オブ・ザ・マッチは三浦知良選手。加入半年でチーム、街に愛され、最後はキャプテンマークを託されました。おめでとうカズさん!!」と祝福メッセージで称えた。

 ただ、このMOM受賞に敵将のマルティンス監督が批判したとポルトガルメディアが報道。ア・ボラ紙(電子版)はマルティンス監督が「7得点が生まれた試合で、どうして(無得点の)三浦にMOMを与えるのか理解に苦しむ。これはあり得ないことだ。彼に賞を与えるのは侮辱的だと思う。我々はサーカスをやっているわけではないのだから」と選考に苦言を呈したと伝えた。

 一方でレコルド紙(電子版)では「カズ・ミウラが60歳までプレーしたいと話した」と報道。最終戦でMOMを受賞した三浦が「少なくとも60歳までプレーしたい」と現役続行を宣言したと伝え、6月末までの期限付き移籍で加入したオリベイレンセでのプレー続行には「後で決めるよ」とだけ話したと報じた。

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