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鹿島社長、国立でJ30周年記念スペシャルマッチ!コロナ禍経て「サッカーを日常に戻さないといけない」

[ 2023年5月11日 14:20 ]

5月14日の記念試合を起爆剤にしたいと意気込む鹿島の小泉社長
Photo By スポニチ

 鹿島は14日、93年開幕節で対戦した名古屋を国立競技場に迎え「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」を開催する。重要な一戦を前に小泉文明社長がこのほど都内で取材に応じ、国立開催の狙いなどを語った。

 コロナ禍を経て、サッカーファンから抜け落ちてしまった“週末の興奮”を日常に取り戻すきっかけにしたいと意気込む。

 「サッカーを日常に戻さないといけないと思っています。国立という立地で行われる今回の試合を見て、あらためてサッカー良いな、アントラーズ良いな、久しぶりにカシマスタジアムに行こうかという流れが戻ればいいですね」

 鹿島のホームゲームでありながら、国立開催という点も、潜在的な観客を掘り起こす一つの仕掛けだという。

 「鹿島の観客は55%が県外の方です。コロナ禍で県をまたいだ移動ができず、カシマスタジアムに来られなかったりしたことで、ここ数年アントラーズを見られていない人たちに、もう一度サッカーを見てもらいたいという思いもあります。それと昨年のW杯カタール大会をみてサッカー良いなと思った人にも訴えかけられると思っています。

 あとは、やっぱりライブで見る良さですよね。これだけTVとかネットメディアが多い中、大きな会場でみんなが同じ筋書きのないドラマをみるということは相対的に価値が上がっていると感じています」

 小泉社長にとって国立は思い出のあるスタジアムだという。

 「初年度に国立で行われたV川崎とのチャンピオンシップの2試合を見に行ってました。PK判定に怒ったジーコさん(現クラブアドバイザー)がPKスポットのボールにツバ吐きした伝説のシーンも見ました(笑い)。優勝できなかったので、やっぱり悔しい思いはありますよね。初年度の大きな思い出です」

 渋谷ハチ公口前に巨大広告を掲出したり、ラッピングトラックを都内に走らせるなど宣伝に余念はない。

 「データを見ると、意外と認知が弱かった。うちのファンでさえ5月14日の国立開催を知らなかったりした。5万、6万人入れたいのでもうちょっと露出しないと入らないかもと思ってプロモーションしています」

 名古屋戦は午後1時半にキックオフされる。小泉社長は「演出もいくつかはカシマスタジアムではできないものもあります。30周年なので、お祭りムードは出るかなと思っています」

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