×

新潟・小島 王者止める、14日横浜戦出場へ万全守護神が完封誓う

[ 2023年5月11日 04:30 ]

全体練習に合流した小島
Photo By スポニチ

 J1新潟はオフ明けの10日、聖籠町のアルビレッジで14日のホーム横浜戦に向けた練習を開始した。4月22日の鹿島戦(●0―2)後にコンディション不良で別メニュー調整を続けていたGK小島亨介(26)が、17日ぶりに練習に合流。横浜戦出場に意欲を見せ、昨季の王者を完封し、5試合ぶりの勝利に導くつもりだ。

 頼れる守護神が帰ってきた。この日はサインや写真撮影などのファンサービス解禁日とあって、約250人ものサポーターが見守る中、小島は元気な姿で復活をアピールした。

 4月23日の鹿島戦後から全体練習には参加せず、別メニューが続いていた。「古傷やちっちゃな体のトラブルがあってバランスが悪くなっていた。一度体をリセットしてコンディションを整えた」と連戦の真っ最中ではあったが、勇気を持ってしっかり自身の体と向き合った。「見えない筋肉の張りとかをトレーナーに取ってもらったりして、柔軟性や体の可動域は広がった。ある意味リニューアルですかね」と確かな手応えを持って全体練習に合流した。

 リーグ戦はFC東京戦(●1―2)、横浜FC戦(●0―1)、柏戦(△0―0)と3試合欠場。外からチームを見ることができ、守備よりも攻撃に目が行った。「ボールをつなぐというのはゴールに向かうための手段なので、もっと隙があれば縦にパスを通すとか、攻撃に人数をかけても良かったのかも。リスクを負いながら攻撃に行かないとゴールの確率は上がらない」と課題を挙げた。

 だからこそ自身の得意な足元の技術を生かして、正確なロングフィードや巧みなビルドアップでチームを救いたい思いは強い。もちろん「GKとして無失点で終えれば勝ち点1は取れる。最後の最後は自分で止めることができれば」と無失点にも意欲を見せる。
 昨季の王者で現在2位の横浜と対戦する今節での復帰を目指しており「相手の土俵に乗らないこと。自分たちでリズムがつくれるようにしたい。ここからスピードやクオリティーを上げていければ。しっかり準備したい」。5試合ぶりの勝利に小島の復活と奮闘は欠かせない。

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

2023年5月11日のニュース