FC東京・長友　12日“多摩川クラシコ”川崎F戦に先発へ「いつも以上に気が引き締まっています」

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　FC東京の元日本代表DF長友佑都（36）が、Jリーグ30周年記念スペシャルマッチとして12日に国立競技場で開催される川崎Fとの“多摩川クラシコ”で先発する可能性が高まった。公開された冒頭約10分の前日練習では、主軸組の右サイドバックでプレー。切れのある動きを見せたほか、いいプレーを見せたチームメートに“ブラボー（イタリア語で素晴らしい）”と声をかけるなど、チームを活気づけた。

　5月6日のアウェー札幌戦はハード日程が考慮されたのか、今季初のベンチ外となったが、今季5試合目の先発出場へ「レベルの高い川崎フロンターレと多摩川クラシコという形で、国立競技場で戦えることにいつも以上に気が引き締まっていますし、気合も入っています」とコメントした。

　長友が欠場した6日の札幌戦で、チームは今季ワーストの5失点で1―5大敗。この日に取材対応したMF東慶悟によれば、オフ明けの9日に選手間でミーティングを行ったようで、主将の森重、長友らベテラン選手を中心に、球際、切り替えといった闘う姿勢などについて再確認したという。

　チームは2連敗中で11位。上位戦線に食い込むためには、川崎F戦は負けられない一戦となる。W杯4大会連続出場を誇る日本サッカー界のレジェンドは「勝負にこだわる姿、自分自身の特長でもあるアグレッシブな守備を意識して試合に入りたいと思っています。1対1の局面で負けないこと、ストロングポイントを活かしたプレーをみせていきたいと思います」と闘志をみなぎらせた。