神戸MFイニエスタの3試合ぶり出場にスタジアムは盛大な拍手とチャント　チームは快勝で首位キープ

明治安田生命J1第12節   神戸3－0横浜FC （ 2023年5月7日    ノエスタ神戸 ）

後半、ゴールを狙う神戸・イニエスタ（左）　（撮影・須田　麻祐子）
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　今夏限りでの退団、現役引退の可能性がある神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ（38）が横浜戦（4月22日）以来3試合ぶり今季3試合目の出場を果たした。3点リードの後半19分にMF佐々木との交代で登場。背番号8がベンチサイドに現れるとスタジアムがざわめき、ピッチに入ると盛大な拍手とチャントで迎え入れられた。

　35分には左サイドからドリブルで持ち運び右ミドル。GKの好セーブに阻まれたが、魔法のボールタッチは38歳になっても色あせない。リーグ戦では今季最長26分間プレーした。試合前に千布社長は「まだ言えることはありません。そのときになったら」と多くを語らず。6月6日には国立競技場でイニエスタの古巣バルセロナとの親善試合が予定されているが世界屈指の名手がどのような決断を下すのか注目が集まる。

　試合はFW大迫勇也が2得点を含む全3得点を絡む活躍で最下位・横浜FCを一蹴。首位を守り抜いた。