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Rソシエダ・久保 今季7点目は股抜き弾!来季CLへ前進 目標の舞台「思い描いてもいい」

[ 2023年4月30日 04:30 ]

スペイン1部   R・ソシエダード2-0オサスナ ( 2023年4月28日 )

レアル・ソシエダードの久保建英(AP)
Photo By AP

 レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(21)は28日、アウェーのオサスナ戦で4戦ぶりの今季7点目を決めて2―0の勝利に貢献した。後半18分から途中出場して終了間際にダメ押し弾。現在4位で、来季欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権(4位以上)を狙うチームに貴重な勝ち点3をもたらした。

 股抜き弾で試合を決めた。1―0の後半45分、ペナルティーエリア内でパスを受けた久保が利き足の左にボールを持ち替え、ゴール右前から鋭く振り抜く。目の前にいた相手の股下を抜く低弾道の一撃で、ニアサイドに突き刺した。

 「チームがよく耐えた。2得点で勝ち、無失点で終えたことで欧州CL出場の目標に近づいた」と久保。前節25日のベティス戦は出場権を争う直接対決に厳しい敵地で引き分ける最低限の結果を残したが、志は高く「勝ち点1を取れて良かったという考えでは甘いと思う」と自軍を戒めた。この日は中2日の過密日程で自身はベンチスタートとなりながら、勝ち点3を確保。ゴール以外にも好機を重ねる活躍でムンド・デポルティボ紙から「重苦しい展開から抜け出すためにチームが必要としたロックンロールのようなプレーを提供した」と評された。

 自身の日本人スペイン1部シーズン最多得点を7に更新。その中でも途中出場から決めるのは今季初だった。限られた時間で期待に応えたアタッカーをアルグアシル監督は「久保のゴールはチームに安心感を与え、終了間際に我々に命を吹き込んだ」と称賛。ゴール後にベンチ前で指揮官と固く抱き合った久保も「ピッチに入る時に“ゴールを決めて君の日になる”と送り出してくれた監督のおかげ」と感謝し、加入1年目で強い信頼関係をうかがわせた。

 5位ビリャレアルとの勝ち点差を暫定で8に広げ、欧州CL出場圏の4位死守へ残り6戦。次節5月2日は2位Rマドリード、さらに首位バルセロナとも対戦を残すが「もう(CL出場を)思い描いてもいいと思う」と訴える久保がチームを引っ張る。

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