新潟・谷口　決める恩返し弾！初対戦FC東京・アルベル前監督に「成長したところ見せたい」

自身を成長させてくれたアルベル監督にさらに成長した姿を見せようと意気込む谷口（撮影・渡辺直美）
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　アルビレックス新潟はオフ明けの25日、聖籠町のアルビレッジで29日のFC東京戦に向けた練習を開始した。前節の鹿島戦（●0―2）で8試合ぶりの先発出場を果たしたFW谷口海斗（27）は自身を成長させてくれたアルベル前監督にさらなる成長の証としてゴールを決めて勝利に貢献する。

　FC東京を率いるアルベル前監督には、J3熊本から加入した22年に1年間指導を受けた。谷口は「今のアルビのサッカーであるポジショナルなところや立ち位置など教えてもらったし、それプラス自分の判断を引き出してもらった」と振り返る。

　21年はJ2初挑戦ながらも13ゴールを挙げ大飛躍を遂げた。そのアルベル前監督との初対戦に「もちろん勝つという気持ちは持っている。あれからもっと成長したところを見せたいし、成長を示すにはゴールしかない」。開幕戦以来、リーグ戦9試合ぶりのゴールで成長した姿を見せて、勝利に導こうと気合十分だ。

　19日のルヴァン杯柏戦（●2―3）で先発出場してから中3日。前節の鹿島戦では2月18日のC大阪戦（△2―2）以来、リーグ戦では8試合ぶりに先発した「全然問題ない。コンディションもいいから試合に出させてもらっている」とリーグ戦2戦連続先発出場に向けてコンディションには問題ないことを強調する。柏戦、鹿島戦は勝ち星を逃しているだけに「こういう試合の後はしっかり勝たないと。やり続けていくしかない」と公式戦での連敗をストップさせようと必死だ。

　25日の練習前にはミーティングを行い、選手それぞれが現状をどう思っているかや改善点などを発言し合った。「1点取れれば変わると思うし、その1点を自分が取れなくて流れを変えることができなかったのが悔しかった」。守備を固められてもゴールを奪うために「クロスからのシュートや、体を張ってポストプレーをするとか、バリエーションを増やさないと。その中で自分らしいダイナミックな攻撃も生まれてくる」。より大胆に攻撃を仕掛けて、谷口らしいゴールで成長した姿を示す。