名古屋の17歳　貴田遼河「めっちゃうれしい」公式戦クラブ最年少弾　計2発で1次L突破貢献

ルヴァン杯1次リーグ第4節   名古屋2―０横浜FC （ 2023年4月19日    ニッパツ ）

名古屋・貴田遼河（22年7月撮影）
Photo By スポニチ

　あどけなさは残るものの、その嗅覚は熟練のストライカーそのものだ。名古屋のU―18所属の17歳FW貴田遼河が、チームの1次リーグ突破を決める2ゴール。「やっと得点を決めることができて、めっちゃうれしい」と声が弾んだ。

　まずは前半41分だ。右CKを味方が頭で流したボールに反応し、ファーサイドから左足ボレーで先制。17歳9カ月4日でのプロ初得点は公式戦クラブ最年少得点記録だ。さらに後半7分には相手DFを翻弄（ほんろう）してゴール中央から右足ミドルを突き刺した。「（1点目は）合わせるだけ。（2点目は）少しずらしてシュートを振り抜こうと思いました」。どちらも簡単ではない得点を、事もなげに振り返った。

　ルヴァン杯は4戦全勝。リーグ戦も2位につける。そして若手の台頭。好循環が、さらにチームの勢いを加速させていく。

　◇貴田　遼河（きだ・りょうが）2005年（平17）7月15日生まれ、東京都出身の17歳。東京Vジュニア―FC多摩ジュニアユースと進み、名古屋U―18に加入。昨季から2種登録でトップチームに在籍し、22年7月13日の天皇杯4回戦C大阪戦で先発デビュー。U―17日本代表。1メートル76、68キロ。利き足は右。