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J1鳥栖 第19期定時株主総会事業報告で5期ぶりの黒字転換を発表

[ 2023年4月15日 18:53 ]

 J1鳥栖が15日、第19期(令和4年2月1日から令和5年1月31日まで)事業報告を行い、売上高27億6055万円で前期より約5億円の増収となり、当期純利益1億7777万円の黒字を計上したことを発表した。

 経営難に苦しんできたクラブが5期ぶりに黒字転換を達成した。特に広告料収入が10億4078万円と前期の6億5226万円から大幅増。小柳智之代表取締役は「ユニホームスポンサーがすべて埋まったこと、スポンサー企業の数が大幅に上昇したこと」と支援に感謝した。

 ただ、入場料収入による興業収入は5億5754万円で前期より約1億増も、コロナ前の2019年の約7億6千万円に比べると約75%。観客動員の課題について小柳代表取締役は「他のクラブに比べても少ない。伸ばしていかないといけない部分。イベントなどで集客に力を入れていく」と話した。

 債務超過は昨季の約4億6400万から2億8624万円に縮小。コロナによるライセンスの特例措置が終わる25年には完済する見込みという。

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2023年4月15日のニュース