C大阪MF奧埜が昨年ダービー以来の1試合2発　苦手FC東京破り今季アウェー初勝利

明治安田生命J1リーグ　第8節   C大阪2―1FC東京 （ 2023年4月15日    味の素スタジアム ）

C大阪・奥埜博亮
Photo By スポニチ

　C大阪が直近のリーグ7戦で2分け5敗と苦手にしていたFC東京を破り、19年以来4年ぶりの勝利。今季アウェー初白星を挙げた。開幕からチームで唯一、リーグ戦全試合先発出場を続けるMF奧埜博亮が2ゴール。「一番勝ちが欲しかった中で、勝ち取れたことがうれしい」と価値ある1勝をかみしめた。

　後半14分、左サイドからDF山中のFKのクロスに足から飛び込んで先制点をもたらすと、同39分にも左サイドからFW上門の強いパスを冷静に対応。「5割ぐらい」の力でミートに徹してゴールネット右を揺らし「まあ、たまにあるので」と2得点にほほ笑んだ。

　背番号25にとって昨年5月21日、ホームでの大阪ダービー以来の1試合2発。昨季はこの試合をきっかけに、以降10戦でわずか1敗とチームは波に乗った。小菊昭雄監督から「チームの心臓」と頼りにされる男は「もっと上を目指していく上で大事な1勝です」と今後を見据えた。