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新潟・堀米 進化したアルビを高徳さんに見せる

[ 2023年4月9日 04:45 ]

神戸・酒井との対決を楽しみにしている堀米(右)
Photo By スポニチ

 J1新潟はきょう9日、アウェーで首位の神戸と対戦する。DF堀米悠斗主将(28)は、2戦連続先発出場が濃厚。13年まで新潟に所属していた三条市出身の神戸DF酒井高徳(32)が5日に新潟愛を語ったが、堀米は当時とはスタイルが変わったところを見せた上で、首位から勝ち点3をもぎ取るつもりだ。

 17年に新潟に加入した堀米は、一緒にプレーしたことはないものの、酒井がハンブルガーSV時代に帰省した際はアルビレッジで一緒に練習をしている。「当時とはスタイルも変わっている。高徳さんに今の新潟のサッカーはこういうサッカーをしているというところを見せた上で、勝ち点3をもぎ取りたい」と語った。

 酒井は「父や母に成長した姿を見せるような意気込み」と初の古巣戦に向けた思いを明かしている。これに対し、堀米主将は「新潟愛を語ってくれてクラブとしてはうれしいことだと思うが、今は神戸として戦っている。自分はアルビの選手として対決を楽しみにしている」。カウンター主体だった当時のサッカーから、ボールを保持してパスをつなぐサッカーへと変貌を遂げた今のスタイルで真っ向勝負を挑むつもりだ。

 神戸は酒井のほか元スペイン代表のMFイニエスタを筆頭に、元日本代表FWの大迫や武藤、MF山口らが名を連ねるスター軍団。だが、堀米はWBCで米国との決勝前に大谷が円陣で発した名ゼリフを引き合いに「大谷君じゃないけど、憧れていても仕方ない。浮足立つことのないように地に足をつけて、何のために戦うのか再確認したい」と主将らしく強敵と戦う心構えを説いた。

 神戸が誇る強力な攻撃陣をいかに封じることができるか。「1対1で負けずに相手よりも上回ること。相手は質が高い選手ばかりなので、カバーし合えるポジショニングや距離感が大事になってくる」。チーム一丸となってスター軍団を抑え、これまで培った新潟のスタイルでゴールを奪い、3試合ぶりの勝ち点3を積み上げる。

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2023年4月9日のニュース