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京都のGK太田がフル出場で好セーブ連発!移籍4年目、わずか2戦目の出場で殊勲

[ 2023年4月5日 23:35 ]

ルヴァン杯1次リーグ第3節   京都4―0C大阪 ( 2023年4月5日    サンガS )

 出番がどれだけなくても、腐らずにやってきた努力をサッカーの神様は見ている。京都のGK太田岳志(32)が移籍4年目で公式戦2度目の出場。好セーブを連発し、完封勝利の立役者となった。

 「今日が自分にとって、現役最後の試合になるかもしれないという気持ちで、このチャンスを逃したらもう次はないと思っていました」

 最大の見せ場は、MF谷内田哲平(21)がイエローを出され、判定を不服としたチョウ貴裁監督(54)にも同じく提示された前半34分。自陣ペナルティーエリア直前からC大阪のレフティー、MFジョルディ・クルークス(29)の強烈な直接FKを見事にキャッチした。体を前に倒してボールを抱え込むGKのお手本のようなプレーで不穏な雰囲気を振り払うと、守護神として最後まで君臨。ゴールを完璧に守り抜いた。

 京都に移籍した20年以降、公式戦出場は昨年のカップ戦1試合のみ。練習をしても、それを発揮する場を勝ち取ることができなかった。ただ、太田は腐ることはなかった。「結局、腐っても自分自身に返ってくる。年齢も年齢ですし、そういうふうになってしまったら、マイナスにしかならない。根気強く、いつか出番が来ると思いながらトレーニングしていました」。来る日も来る日も、チームメートにお願いしてボールを蹴ってもらい、準備だけは欠かさなかった。

 試合後のミーティングでは、感情がこみ上げて思わず涙。「僕だけの力じゃ無理だった。チームメートに支えてもらった」と感謝の気持ちを真っ先に伝えるところに、背番号26の人柄がにじんだ。指揮官の「試合に出ていなくても真摯に練習して結果を出した、彼の影響力を感じた」という言葉が、全てを物語る。若手、控えなど全選手がかみ合っての会心の勝利。本気で頂点を目指すサンガの推進力になる一戦となった。

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