鹿島　“魔の時間帯”に2失点　VARで…PKやり直し天敵撃ちならず

明治安田生命J1第2節   鹿島1－2川崎F （ 2023年2月25日    カシマ ）

＜鹿島・川崎F＞敗戦しうなだれて引き揚げる知念（中央）ら鹿島イレブン（撮影・小海途　良幹）
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　鹿島は終了間際に訪れた“魔の時間帯”に2失点して逆転負けした。主力に欠場者が相次ぐ川崎F相手に先制したものの、相手が10人となったあとの後半44分に失点。アディショナルタイムにはMF荒木が相手シュートを手で防いだとしてPKを与えて、逆転を許した。14試合勝ちなしだった天敵を下す絶好機を逃した岩政大樹監督は「もったいない試合だった。そんなに甘いものじゃなかった」と天を仰いだ。

　VARにも泣かされた。一度はGK早川がPKを止めたものの「守備陣のペナルティーエリア進入の可能性」と判断されてやり直しとなった。指揮官は「PKのところは議論されるんでしょうけど、それでも判定されれば仕方ない」と唇をかんだ。

　川崎F相手には5連敗で、7年ぶりの開幕2連勝も逃した。FW鈴木は「近年Jリーグを引っ張ってきたクラブだな、と最後の最後で感じた」と脱帽した。